シロアリは自然界の掃除屋さん
シロアリはアリに似た社会性昆虫ですが、動物学上の分類はアリよりもゴキブリに近い生き物です。
かじれる物は何でもかじりますが、栄養になるのは木や紙に含まれるセルロースという成分です。
自然界では、枯れて弱った木や倒木などを食べることで木の分解を助けています。
またシロアリは数千~数万頭と大集団化しますが、他の動物に捕食される数も非常に多く、自然界のサイクルの中でとても重要な役割を担っているのです。
シロアリが絶滅してしまったら、生態系のピラミッドは土台から崩れてしまうかもしれません。
シロアリ被害=資産価値と耐震性の激減
しかし、人間の住む家まで食べられてしまうのは困り物。 シロアリ被害を受ければ住宅の資産価値が下がってしまいますし、何より地震に弱くなり、安全な住まいではなくなってしまいます。
阪神大震災で被害の大きかった神戸市東灘地区では、倒壊した家屋のうち約8割にシロアリや腐朽による被害があったという調査報告もあります。
シロアリ対策と予防が万全であったなら、倒壊家屋はもっと少なかったはずです。
シロアリ予防薬剤の問題点
広く使われる有機薬剤
現在わが国では、木造の新築住宅にはほぼ全てに防蟻防腐処理が施されており、シロアリ予防、対策に使用されるのは一般には有機薬剤です。
防蟻剤や殺虫剤の変遷は安全性と効果との戦いの歴史です。
効果がなければ意味がないし、基本的に薬剤は虫に効くということは人間にもリスクを伴うものだからです。
気密性が高まった近年の住宅において揮発する防蟻材は健康上のリスクが高まっているとも言えます。
Seed designの標準は、ほう素の力でシロアリ予防
①高い安全性
ほう素は、人間などの哺乳動物が必要以上に摂取した場合には、 腎臓の浄化作用で短期間に排せつされます。
ほ乳類にとっての急性毒性は食塩と同程度です。 身近な所ではコンタクトの保存液や目薬などにもホウ酸が配合されていたり、
キャビアの防腐剤としても用いられたりしています。ほう素の安全性の高さがおわかりいただけると思います。
②効果が持続
ほう素は揮発や分解によって滅失することがありませんので、効果が長期持続します。
大量の水に接する環境下では徐々に溶脱してしまい短期間で失われてしまいますが、水に晒されず地面にも接しない用途であれば、長期的な効果が期待できます。
③欧米のスタンダード
環境に優しくほ乳類に安全。確実に害虫等の制御が出来て、効果も持続する。
こういった特性から、欧米では1950年代から今に至るまで、 室内の防虫、建築時の防腐・防蟻にホウ酸塩が広く使われています。
特に、温暖湿潤な気候を好むシロアリの被害が深刻化していた米・ハワイ州では 1992年からホウ酸塩防蟻処理が始まり、
現在ではシェアのほぼ100%を占め、シロアリ問題は解決しています。
④健康住宅に最適
ホウ酸系の防蟻剤は揮発することがないので人体への影響を考慮する必要がありません。
高気密住宅だからこそ、安全な防蟻対策をおすすめします。
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