
Seed design 広報担当です。
これから家を建てるとき、間取りやデザインと同じくらい大切にしたいのが、
毎日を心地よく過ごせる家かどうかです。
今回は、「家を建てる前に知っておきたい5つのポイント」の一つ、
パッシブ設計についてご紹介させていただきます。
パッシブ設計とは?
パッシブ設計とは、一言でいうと、
太陽の光や熱、風といった自然エネルギーを上手に活かして、快適で健康的な暮らしをつくる設計方法です。
たとえば、窓の位置や大きさ、建物の向き、軒や庇などを工夫することで、
- 夏は強い日差しを遮って、室内が暑くなりすぎないようにする
- 冬はあたたかな日差しを取り入れて、室内を明るくあたたかくする
といったことが可能になります。
つまり、設備に頼りきるのではなく、
家そのものを、季節に合わせて気持ちよく暮らせるように設計する考え方です。
数字で見る、日射コントロールの効果
では実際に、日差しの取り入れ方や遮り方を工夫することで、どれくらい違いが生まれるのでしょうか。
日射コントロールによる効果の違いを、数字で見てみましょう。

断熱性能を高めるだけでなく、冬の日射取得・夏の日射遮蔽まで考えることで、
一次エネルギー消費量の削減につながることが分かります。
この図から分かること
上の図では、一般的な住宅の一次エネルギー消費量が75,573MJであるのに対し、
- 断熱性能を高めた住宅では、71,111MJ(5.9%削減)
- さらに、冬の日射取得・夏の日射遮蔽まで考えた住宅では、70,614MJ(6.5%削減)
という結果になっています。
このことから、家づくりでは、断熱性能を高めるだけでなく、
季節に合わせて日差しを上手にコントロールすることも大切だと分かります。
ただ「高性能な家」にするだけではなく、
その性能を活かす設計まで考えることが、より快適な住まいにつながります。

パッシブ設計は健康にもつながる
パッシブ設計の良さは、省エネだけではありません。
毎日の健康や住み心地にも関わってきます。
夏の暑さによる負担を減らす
一方で、夏に強い日差しが室内へ入り続けると、
室温が上がりやすくなります。
室内にいても、暑さが厳しいと体に負担がかかり、
熱中症のリスクも高まります。
そのため、夏は日差しをしっかり遮り、
室内が暑くなりすぎないようにすることが大切です。
冬の寒さによる負担をやわらげる
家の中が寒いと、朝起きるのがつらかったり、
暖かい部屋から寒い洗面室やトイレへ移動するのがおっくうになったりします。
また、寒さによって体がこわばりやすくなり、
快適に過ごしにくく感じることもあります。
冬の日差しを上手に取り入れられる家は、
室内を明るく、あたたかく保ちやすく、
寒さのストレスをやわらげることにつながります。

毎日の暮らしが心地よくなる
たとえば、
- 冬の朝、やわらかな日差しで自然なあたたかさを感じる
- 夏の日中も、強い日差しが入りにくく、室内で過ごしやすい
- 冷暖房の効きがよくなり、光熱費も抑えやすい
そんな暮らしは、毎日の小さな快適さの積み重ねになります。
家は、建てたあとに長く住み続ける場所です。
だからこそ、見た目や間取りだけでなく、
季節が変わっても、家族が心地よく過ごせるかを考えることも大切です。
パッシブ設計は、単に省エネのための工夫ではありません。
夏の暑さや冬の寒さをやわらげ、
一年を通して心地よく過ごすための大切な考え方です。
断熱性能を高めるだけでなく、
その土地の日当たりや風の通り方まで考えながら、自然の力を上手に活かす。
そうした一つひとつの工夫が、
毎日の快適さや健康的な暮らしにつながっていきます。
健康は、お金で買えるものではありません。
でも、毎日を過ごす「環境」は、家づくりの段階から考えることができます。
Seed design では、住宅性能の数値だけでなく、
実際に暮らしたときの心地よさまで考えた家づくりを大切にしています。
これから家づくりを考える方は、間取りやデザインだけでなく、
「自然の力をどう活かして心地よく暮らすか」
というパッシブ設計についても、一度考えてみてはいかがでしょうか。
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Seed design 広報担当でした。






